分業システムが多い職人工房のなか、小塚工房では仏像、仏具の彫刻・彩色・截金、また修復を一手にお受けいたします。

そのためご依頼者様とのコミニュケーションが1対1ででき、より細かいご要望にお応えすることができます。


- 造仏 -  sculpture

新しく仏像をお迎えするのは特別なことでございます。

当工房ではまず和紙に下絵を墨描きし、その仏画を元に綿密に打ち合わせを重ね、描き直しをしながらご納得いただいた上で彫刻いたします。

お待ちいただく間も安心していただけますよう途中にご報告を交え、お気持ちに寄り添いながら造仏させていただきます。


- 彩色 -  coloring

胡粉、膠、岩絵の具、水干絵の具、金箔、漆など日本古来より仏像彩色において使われている材料と、その技法を用いて御仏像を荘厳します。彩色は仏像の印象を左右する大事な最終工程です。華やかな彩色、落ち着きのある彩色、またお開眼の印象などを綿密にご依頼者様とご相談させていただきたいと思います。また本修復の際には洗い落とす前に古い絵の具の片を保存しておき、彩色の際にはより元のお姿に近い形でお戻しできるよう心がけています。

- 修復 -  repair

長い年月大切に守られてきた仏像を修復される際はその仕上がりや工程等、慎重にご検討されると思います。

当工房では、表面の汚れを取り除く“クリーニング”。部分的な欠損を補修する“部分修復”。全解体、洗い、再組み立て、彩色する“本修復”、など様々な工法でご要望にお応えします。


- 截金 -  coloring by gold leaf

截金は飛鳥時代より1000年以上の歴史を持つ、仏教美術に用いられる伝統技法です。何枚にも焼き合わせ、厚みを持たせた縁付け金箔を竹刀で細いものでは0.01mm単位まで細く切り分け、その金糸を使い文様を施します。一時は簡易的な金泥描きの発展により衰退してしまったため職人もそう多くはおりません。ですが当工房ではそのような数少ない截金を施す技術を有しております。金箔で施される輝く繊細な文様装飾は截金ならではの美しさがあります。ぜひ間近でご覧になっていただきたいです。


◉ 当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。

◉ Unauthorized copying prohibited.